エネルギーセキュリティ確保と地球環境保全(原子力・石炭ガス化複合発電等)エネルギーセキュリティの確保、C02削減に資する原子力技術の開発、石炭ガス化複合発電等のクリーンコールテクノロジーの開発については、国の研究開発や補助金の支援を受けつつ、積極的な取り組みを進めている。
1原子力原子力利用による電力供給の長期安定確保としては、1原子力発電の定着、安定運転を支える技術開発、2原子燃料サイクル体系の確立に向けた技術開発、3高速増殖炉の実用化に向けた技術開発、4放射性廃棄物の合理的な処理処分の具体化に向けた技術開発が主要課題である。
原子力の技術開発は平成に入り、4年の日本原燃・ウラン濃縮工場、低レベル放射線廃棄物センターの操業開始、5年の再処理工場の建設開始、6年の動力炉核燃料開発事業団の高速増殖炉原型炉「もんじゅ」の初臨罪、7年の高レベル放射線廃棄物貯蔵管理センターの操業開始、7年のT電力における改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)の運転開始など、これまでの技術開発の成果が着実に実用化されてきている。
2石炭利用石炭利用のための技術開発では、1石炭ガス化複合発電(IGCC)、2加圧流動床複合発電技術(PFBC)、3超々臨界圧発電技術(use)が主要課題である。
なかでもIGCCについては将来の石炭発電技術の主力と位置づけて積極的に開発に取り組んできている。
昭和61年には「石炭ガス化複合発電技術(IGC)組合」を設立し、NEDOの委託事業として200t/日のパイロットプラント試験を実施、平成9-10年度には事前可能性調査・要素研究を実施した。
平成11年度からは、国の補助を受けて実証機建設に備えた事前検証試験・設計研究に着手し、平成13年より「クリーンコールパワー研究所」を設立してIGCC実証機(25万kW級:約1,700t/日)開発に取り組んでいる。
3地球環境保全地球環境保全に関する対策技術では、1CO2対策技術、2酸性雨対策技術等が主要課題であり、平成7年以降「CO2回収技術に関する電力共同研究」を始めとする電力共同研究にてCO2回収、固定、処分技術について幅広く研究を実施してきている。
4自然エネルギー利用太陽光発電風力発電等自然エネルギー利用については、国の導入支援策(平成6年度〜)、電力の優遇買電メニュー(平成4年度〜)及びグリーン電力制度(平成12年度〜)等により導入が拡大しており、発電特性、電力系統への影響、安定化技術等について研究を進めてきている。
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